腰 脇腹 痛みが同時に出るのはなぜ?右・左で考えられる原因と内臓との見分け方を解説

腰と脇腹に痛みが同時に出るのはなぜ?

「腰が痛いと思っていたら、脇腹まで重だるくなってきた……これって同じ原因なの?」と不安になる方もいるでしょう。

腰と脇腹は場所こそ違いますが、周辺には複数の筋肉があり、動作の中で互いに協力しています。そのため、長時間座っていたり、片側に体重をかける癖が続いたりすると、腰だけでなく脇腹周辺にも違和感が出ることがあります。

ただし、腰や脇腹の痛みがすべて筋肉によるものとは限りません。内臓の不調でも似た場所に痛みを感じるケースがあるため、「いつもの腰痛」と決めつけないことが大切です。

腰と脇腹は筋肉や筋膜を通じて関係している

「腰と脇腹って、そんなに関係があるの?」と思いますよね。

腰から脇腹には、腰方形筋や腹斜筋など姿勢や体をひねる動作に関わる筋肉があります。これらは単独で動くわけではなく、立つ、歩く、振り向くといった日常動作で一緒に働くと言われています。

そのため、デスクワークや立ち仕事が続いたあとに、腰から脇腹にかけて張るような感覚が出る場合もあります。

腰方形筋・腹斜筋などの筋肉が原因になることがある

たとえば、片側に体重をかけて立つ癖や、いつも同じ側で荷物を持つ習慣があると、左右の筋肉にかかる負担が偏ることがあります。

腰方形筋は腰の安定に関わり、腹斜筋は体をひねったり横に倒したりする際に働く筋肉です。こうした筋肉への負担が積み重なることで、「腰の横が痛い」「脇腹まで引っ張られる感じがする」と感じるケースもあると言われています。

筋肉だけでなく内臓から痛みが出る場合もある

ここで注意したいのが、「動きすぎただけだろう」と自己判断してしまうことです。

腰や脇腹の周辺には腎臓や尿路、消化器などもあります。そのため、尿路結石や腎盂腎炎などでも腰から脇腹付近に痛みを感じる場合があると言われています。

発熱、吐き気、血尿、排尿時の違和感、突然の強い痛みなどを伴う場合は、筋肉の問題と決めつけず、医療機関で相談することが大切です。

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腰・脇腹が痛むときに考えられる主な原因

「腰から脇腹にかけて痛いけれど、筋肉が張っているだけかな?」と感じる方は少なくありません。

実際、長時間の座り姿勢や立ち仕事、体の使い方の偏りなどで筋肉へ負担がかかることはあります。ただ、腰や脇腹の痛みには神経や腎臓・尿路、消化器などが関係するケースもあると言われています。

痛む場所だけで判断せず、「いつ痛むのか」「動くと変わるのか」「発熱や尿の異常はないか」まで確認しておくことが大切です。

長時間の座り姿勢や立ち仕事による筋肉への負担

同じ姿勢が続くと、腰方形筋や腹斜筋など腰〜脇腹周辺の筋肉に負担がかかりやすいと言われています。

「仕事が終わる頃になると重だるい」「体を動かすと少し楽になる」といった場合は、筋肉への負担が関係している可能性があります。

片足重心・足を組むなど偏った体の使い方

片足に体重をかける、いつも同じ側で足を組む、片側だけで荷物を持つ。こうした何気ない癖でも、左右の筋肉にかかる負担が偏ることがあります。

その結果、腰や脇腹の片側だけに張りや痛みを感じる場合があると言われています。

肋間神経など神経が関係する痛み

「チクチクする」「電気が走るように痛い」と感じる場合は、神経が関係していることもあります。

肋間神経は肋骨に沿って走っているため、背中から脇腹にかけて痛みを感じるケースがあると言われています。皮膚に発疹や水ぶくれが出ている場合は、帯状疱疹など別の原因も考えられます。

尿路結石・腎盂腎炎など腎臓・尿路の病気

腰から脇腹にかけての痛みでは、尿路結石や腎盂腎炎などが関係する場合もあります。

特に、突然の強い痛み、血尿、頻尿、排尿時の痛み、発熱や悪寒などを伴う場合は注意が必要です。「腰痛だろう」と決めつけず、医療機関への来院を検討してください。

消化器など内臓の病気

脇腹周辺の痛みは、消化器など内臓の不調に伴って出る場合もあると言われています。

腹痛や吐き気、食欲低下、便の異常などが一緒に出ているときは、筋肉だけが原因とは限りません。いつから、どの場所が、どのように痛むのかを整理して医療機関で相談するとよいでしょう。

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右・左・痛み方から腰と脇腹の痛みをセルフチェック

「右だけ痛いから内臓?」「左なら筋肉?」と考えたくなりますが、痛む側だけで原因を決めることはできません。

腰や脇腹の痛みは、筋肉、神経、腎臓・尿路、消化器などさまざまな要因で出ることがあると言われています。そこで大切なのが、左右だけでなく、動作との関係や痛み方、発熱・吐き気・尿の変化なども一緒に確認することです。

右側の腰から脇腹が痛い場合

右側だけに痛みが出ている場合でも、筋肉の使いすぎや姿勢の偏り、神経、内臓など複数の原因が考えられます。

たとえば、右足に体重をかける癖や右側ばかりで荷物を持つ習慣があると、その周辺に負担が偏る場合があります。一方で、発熱や吐き気などを伴うときは、筋肉以外の原因も考える必要があります。

左側の腰から脇腹が痛い場合

左側の痛みも考え方は同じです。「左だからこの病気」と判断することはできません。

長時間の座り姿勢や足組み、寝る姿勢などで左側の筋肉に負担がかかることもあります。反対に、安静にしていても痛みが続く場合や、全身症状があるときは注意が必要です。

動く・ひねる・押すと痛い場合

体をひねる、横に倒す、立ち上がるといった動作で痛みが変化する場合は、筋肉や関節などが関係している可能性があります。

ただし、「押して痛い=筋肉」とは限りません。強く押したり揉んだりせず、痛みが増える動作は控えるようにしてください。

じっとしていても痛い場合

動いていないのに痛む、夜間も痛みが続く、時間とともに強くなる。このような場合は、単純な筋肉の疲労だけでは説明できないこともあります。

発熱、悪寒、吐き気、血尿などがある場合は、医療機関への来院を検討することが大切です。

ズキズキ・チクチク・波があるなど痛み方も確認する

痛み方も重要なヒントになります。ズキズキする、チクチクする、締め付けられる、波のように強弱があるなど、感じ方を具体的に整理してみましょう。

特に、突然の強い痛みや、血尿・発熱などを伴う場合は自己判断を避けてください。左右だけでなく、「どんな痛みか」「他に症状はあるか」まで確認することが大切です。

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腰と脇腹が痛いときの対処法

「腰と脇腹が痛いから、とりあえずストレッチをしたほうがいい?」と考える方もいるでしょう。

ただ、腰から脇腹にかけての痛みは、筋肉への負担だけでなく神経や内臓などが関係している場合もあります。そのため、原因がわからない状態で無理に伸ばしたり揉んだりするのは避けたほうがよいでしょう。

まずは痛みの強さや変化を確認しながら、無理のない範囲で対応することが大切です。

強い痛みがあるときは無理にストレッチしない

「伸ばせば楽になるかも」と思っても、強い痛みがあるときは注意が必要です。

特に、ストレッチによって腰や脇腹の痛みが強くなる場合は中止しましょう。急な激痛や発熱、吐き気、血尿などを伴う場合は、セルフケアより医療機関への来院を優先してください。

長時間同じ姿勢を避けてこまめに動く

デスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢が長く続くと、腰周辺の筋肉へ負担がかかることがあります。

痛みが強くなければ、座りっぱなしを避けて姿勢を変えたり、短時間歩いたりするのも一つの方法です。「ずっと同じ姿勢にしない」と意識してみましょう。

筋肉への負担が考えられる場合は軽く体を動かす

動いたときに強い痛みがなく、筋肉の張りや重だるさが中心なら、無理のない範囲で体を動かす方法もあります。

ポイントは「痛いほど伸ばさない」こと。軽い歩行や腰をゆっくり動かす程度から始め、症状の変化を確認してください。

痛む脇腹を強く揉んだり押したりしない

痛い場所を見つけると、つい強く押したくなりますよね。

しかし、脇腹には筋肉だけでなく肋骨や神経、内臓もあります。原因がはっきりしない段階では、強いマッサージを繰り返すのは控えましょう。

症状が悪化するセルフケアは中止する

セルフケアは「やればやるほど良い」というものではありません。

ストレッチや運動の途中で痛みが増す、新しい症状が出る、休んでも悪化するといった場合は中止してください。症状が続く場合や日常生活に支障がある場合も、自己判断を続けず医療機関で相談することが大切です。

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腰・脇腹の痛みは何科?病院を受診したほうがよい症状

「腰と脇腹が痛いけれど、もう少し様子を見ても大丈夫?」「病院なら何科?」と迷う方もいるでしょう。

腰・脇腹の痛みだけで原因を判断するのは難しく、筋肉や関節だけでなく、腎臓・尿路、消化器などが関係している場合もあります。特に、発熱や尿の異常、突然の激痛などを伴う場合は注意が必要です。

痛み以外の症状にも目を向けて、必要に応じて医療機関へ来院しましょう。

発熱・悪寒・吐き気を伴う

腰や脇腹の痛みに発熱、悪寒、吐き気などが加わっている場合は、単純な筋肉の疲労とは限りません。

たとえば腎盂腎炎では、発熱や悪寒、腰・背中の痛みなどがみられることがあると言われています。強い症状がある場合は早めに医療機関へ相談してください。

血尿・排尿時痛・頻尿など尿の異常がある

「腰も痛いし、尿の様子もいつもと違う」という場合は要注意です。

血尿、排尿時の痛み、頻尿などを伴う場合、尿路結石や尿路感染症などが関係している可能性があります。こうした症状では泌尿器科への来院が選択肢になります。

突然の激痛や波のある強い痛みが出た

さっきまで普通だったのに突然強く痛み始めた、痛みが強くなったり弱くなったりする。このような症状も放置しないようにしましょう。

尿路結石では、脇腹から腰にかけて非常に強い痛みが現れることがあると言われています。耐え難い痛みがある場合は速やかな医療機関への相談が必要です。

安静にしていても強く痛む・徐々に悪化している

筋肉への負担による痛みでは、姿勢や動作によって症状が変化するケースがあります。

一方、じっとしていても強く痛む、夜間も続く、日に日に悪化するといった場合は自己判断を続けないことが大切です。ほかの症状がないかも確認しましょう。

内科・泌尿器科・消化器内科・整形外科を選ぶ目安

血尿や排尿時痛など尿の異常があれば泌尿器科、腹痛・吐き気・便の異常などがあれば内科や消化器内科が相談先になります。

動作に伴う腰痛や、筋肉・関節の問題が疑われる場合は整形外科が選択肢です。原因がわからず迷う場合は、まず内科などで相談し、必要に応じて適切な診療科を案内してもらう方法もあります。

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島倉 嘉仁
国家資格:理学療法士 理学療法士として医療現場で培った経験を活かし、現在は健康づくりやスポーツパフォーマンスの向上を目指す方々まで幅広くサポートしています。 ジュニアアスリートの成長段階に合わせた運動指導にも対応。体の使い方だけでなく、栄養面からのアドバイスも含めて総合的に関われるのが私の強みです。 何よりも大切にしているのは「無理なく続けられること」。 一時的な変化よりも、継続できる仕組みづくりを意識しながら、一人ひとりに合ったサポートを心がけています。