小学生 肩こりの原因とは?考えられる理由・家庭でできる改善方法・受診の目安を解説

1.小学生でも肩こりになる?まず知っておきたい原因

小学生の肩こりは珍しいことではない

「小学生なのに肩こり?」と驚く保護者の方もいるかもしれません。ですが最近は、勉強やゲーム、タブレット学習などで同じ姿勢が続き、首や肩まわりに負担がかかる子もいると言われています。子どもは自分の不調をうまく言葉にできず、「疲れた」「頭が重い」「姿勢がつらい」と表現することもあります。

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猫背や前かがみ姿勢

「うちの子、気づくと背中が丸いんです」そんな声も多いです。猫背や前かがみ姿勢が続くと、頭を支える首や肩の筋肉に負担がかかりやすいと言われています。特に机と椅子の高さが合っていない場合、自然と顔が前に出やすくなるため注意が必要です。

タブレット・スマホ・ゲームによる首への負担

タブレットやスマホを見る時間が長いと、下を向く姿勢が増えます。大人でも首が重く感じる姿勢なので、小学生の体にも負担になることがあると言われています。「少しだけ」のつもりでも、集中していると30分、1時間と続くことがありますよね。

ランドセルの重さや持ち方

ランドセルの重さも、肩こりと関係する場合があると言われています。肩ひもの長さが合っていなかったり、片側だけに負担がかかる持ち方をしていたりすると、肩や背中が疲れやすくなることがあります。帰宅後に肩を触る、首を回す仕草が増えたら一度確認してみましょう。

運動不足・筋力低下・目の疲れとの関係

外で遊ぶ時間が減ると、肩甲骨や背中を大きく動かす機会も少なくなります。その結果、肩まわりがこわばりやすくなると言われています。また、画面を見る時間が長いと目の疲れから首・肩に力が入りやすくなるケースもあります。小学生の肩こりは、姿勢だけでなく生活習慣全体を見直すことが大切です。

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2.小学生の肩こりで見られやすい症状とセルフチェック

「肩が痛い」と言えない子どもも多い

「肩こりって言わないから大丈夫かな?」と思うかもしれません。ただ、小学生の場合は肩の不調をうまく言葉にできず、「なんか疲れた」「首が重い」「勉強したくない」と別の言い方をすることもあると言われています。大人のように“肩こり”と表現できないため、普段の様子を見ることが大切です。

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頭痛・集中力低下・疲れやすさ

肩や首まわりのこわばりが強くなると、頭が重い、目が疲れる、集中が続きづらいといった不調につながる場合があると言われています。「宿題を始めるとすぐ疲れる」「本を読む姿勢がつらそう」などがあれば、肩まわりの負担も見てあげたいところです。

姿勢が悪くなる・首が前に出る

小学生の肩こりでは、背中が丸くなる、あごが前に出る、机に顔を近づけるといった姿勢が見られることがあります。特にタブレットやゲーム中に首が前へ出ている場合、首や肩に負担がかかりやすいと言われています。「姿勢を正しなさい」と注意するだけでなく、机や椅子の高さも確認してみましょう。

家庭でできる簡単なチェック方法

家庭では、まず肩の高さに左右差がないか、首を左右に向けたとき痛がらないか、腕を上げたとき動かしづらそうにしていないかを見てみましょう。ランドセルを下ろしたあとに肩を揉む、首を回す、横になりたがる様子が続く場合もサインのひとつと言われています。強い痛みやしびれがある場合は、無理に様子を見ず専門家へ相談しましょう。

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3.小学生の肩こりを改善する方法

長時間同じ姿勢を避ける

「気づいたらずっと同じ姿勢で勉強している」そんな小学生は少なくありません。同じ姿勢が続くと、首や肩まわりの筋肉がこわばりやすいと言われています。まずは30分に1回くらい立ち上がる、肩を回す、背伸びをするなど、こまめに体を動かす習慣を作ってみましょう。

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タブレット・ゲーム時間を見直す

タブレットやゲームをしていると、自然と顔が下を向きやすくなりますよね。この姿勢が長く続くと、首や肩に負担がかかる場合があると言われています。「やめなさい」と言うより、時間を区切る、画面を目線に近づける、途中で休憩を入れるなど、続けやすいルール作りがおすすめです。

肩甲骨を動かすストレッチ

肩こり対策では、肩だけを揉むよりも肩甲骨まわりを動かすことが大切と言われています。たとえば、両肩を大きく回す、腕を後ろで組んで胸を開く、バンザイをして背伸びするなど、子どもでもできる動きから始めるとよいでしょう。痛みが出るほど強く行う必要はありません。

全身を使った運動習慣を作る

外遊びや軽い運動が減ると、背中や体幹を使う機会も少なくなります。肩こりは肩だけでなく、全身の使い方と関係することもあると言われています。鬼ごっこ、縄跳び、ボール遊びなど、楽しく続けられる運動を取り入れると、自然に体を大きく動かしやすくなります。

学習環境・机や椅子の高さを調整する

机や椅子の高さが合っていないと、前かがみ姿勢になりやすいです。足が床につくか、机が高すぎないか、ノートやタブレットをのぞき込んでいないかを確認してみましょう。小学生の肩こりを改善するには、本人の努力だけでなく、家庭の環境を整えることも大切です。

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4.病院を来院したほうがよい肩こりのサイン

強い痛みや夜間痛がある

「子どもの肩こりだから、そのうち良くなるかな」と様子を見る方も多いでしょう。しかし、安静にしていても強い痛みが続く、夜中に痛みで目が覚めるといった場合は、一般的な肩こりとは異なる原因が隠れている可能性もあると言われています。無理にストレッチやマッサージを行わず、一度医療機関へ相談することが大切です。

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腕のしびれ・力が入りにくい

肩の張りだけでなく、「腕がしびれる」「物を持ちにくそう」「左右で力の入り方が違う」といった様子が見られる場合は注意が必要です。神経が関係しているケースも考えられるため、肩こりだけと自己判断しないことが大切と言われています。普段と違う動きが続くようなら、早めに相談しましょう。

発熱や外傷を伴う場合

肩の痛みとあわせて発熱がある、転倒やスポーツで強くぶつけたあとから痛みが出た場合は、一般的な肩こりとは原因が異なる可能性があります。また、肩が大きく腫れている、腕をほとんど動かせないなどの症状がある場合も、家庭だけで判断するのは難しいと言われています。まずは医療機関で状態を確認してもらいましょう。

長期間改善しない場合

生活習慣を見直したり、姿勢に気を付けたりしても数週間から1か月ほど不調が続く場合は、一度専門家へ相談することをおすすめします。「成長期だから大丈夫」と思っていても、姿勢や体の使い方以外の要因が関係していることもあると言われています。早めに原因を確認することで、安心して日常生活を送りやすくなるでしょう。

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5.小学生の肩こりを予防する生活習慣

正しい姿勢を意識しすぎないことも大切

「姿勢を正しなさい」と何度も言いたくなりますよね。ただ、子どもにずっと良い姿勢を保たせるのは簡単ではありません。大切なのは、完璧な姿勢を続けることより、同じ姿勢で固まらないことだと言われています。勉強中も、ときどき立つ、肩を回す、深呼吸するだけでも首や肩の負担を減らしやすくなります。

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適度な運動と外遊び

小学生の肩こり予防には、肩だけでなく全身を動かすことも大切と言われています。外遊び、縄跳び、ボール遊び、鬼ごっこなどは、腕や背中、体幹を自然に使いやすい活動です。「運動しなさい」と言うより、親子で散歩する、公園に行くなど、楽しく体を動かせる形にすると続けやすいでしょう。

睡眠・食事・休憩の重要性

睡眠不足や疲れがたまっていると、体がこわばりやすくなる場合があると言われています。また、食事が偏ると成長期に必要な栄養が不足し、疲れやすさにつながることも考えられます。夜更かしが続いていないか、朝ごはんを抜いていないか、勉強やゲームの合間に休憩できているかも見直してみましょう。

保護者が日頃から気を付けたいポイント

子どもは「肩がこっている」と自分から言えないこともあります。だからこそ、首を回す、肩を触る、机に顔を近づける、帰宅後すぐ横になるなどの様子がないか見てあげることが大切です。ランドセルの重さや肩ひもの長さ、タブレットを見る位置も確認しましょう。小学生の肩こりは、日常の小さな見直しで予防しやすいと言われています。

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島倉 嘉仁
理学療法士として医療現場で培った経験を活かし、現在は健康づくりやスポーツパフォーマンスの向上を目指す方々まで幅広くサポートしています。 ジュニアアスリートの成長段階に合わせた運動指導にも対応。体の使い方だけでなく、栄養面からのアドバイスも含めて総合的に関われるのが私の強みです。 何よりも大切にしているのは「無理なく続けられること」。 一時的な変化よりも、継続できる仕組みづくりを意識しながら、一人ひとりに合ったサポートを心がけています。