よく病院で言われる「筋肉をつけましょう」これは必要ですか?
結論から言うと、「筋肉をつけましょう」は一部正解で、より明確には「抵抗力をつけましょう」ではないかと思います。
身体は一度痛みや不調、侵襲などにより一時的にでもその環境が悪くなると、神経の影響もありその周りの筋肉などの組織は弱くなってしまいます。
もちろん痛みなどで動かせない時もあると思いますので、「アンダーワーク=使わなすぎ」も重なってよりそこの「抵抗力」は落ちてしまいます。
抵抗力って何?
私たちの身体は、ある刺激が入るとその刺激に対して、それぞれ反応する「感覚器という受け皿」があります。痛みなどはこの受け皿が反応することにより認知されます。
この受け皿は、調子が悪くない時はある一定の水準であり、刺激が入ってもそれを「痛み」として捉えるにはその基準を超えてきません。
ただ、不調があると、この基準が大きく下がってしまうことがあります。
これを「痛み閾値(いきち)の低下」と言います
普段ならなんでもない刺激でも、この閾値が低下して、ちょっとした刺激で「痛い」と感じてしまいます。
このためにそれに対する「抵抗力」を挙げていく必要があります
どうやって「抵抗力」を上げるのか?
この方法の一つとして、「筋肉をつけましょう」はあると思います。
ただ筋肉をつけただけではその「痛み」は改善しないこともあります。
これには神経の通り道の癒着とか筋肉同士の癒着とか他にも色々な要素がありますが、「そこの部位全体の抵抗力」を上げていく必要があります
階段を降りるたびに膝が痛い!
となれば、膝の内部では圧迫の刺激が加わっていることは想像できると思います。
この方は、今普段の日常動作でも「痛み閾値の低下」によりその水準を超えてしまっている状態です
これを改善していくには、この圧迫の刺激に対して「適切な負荷」と「休養」と「段階的な抵抗力の向上」で階段を降りるのに耐える力をつけていく必要があります
この中にもちろん筋力の向上も入ってはくるでしょう。
この段階的な負荷量の調整と身体のメンテナンスをどうするか?
身体の専門家:理学療法士の役割です
自分ではこの調整は本当に難しいです
このため専門家の知識が必要になってきます!
身体のメンテナンスとリハビリを併用することは本当に大事なことです!
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