高齢者が腰痛で起き上がれない原因とは?
「朝、起きようとしたら腰が痛くて動けない……。これって年齢のせい?」と不安になる方もいるでしょう。
高齢者が腰痛で起き上がれない場合、筋肉への負担だけでなく、骨や神経などが関係している可能性もあると言われています。とくに急に強い痛みが出た場合は、「いつもの腰痛」と決めつけないことが大切です。
ぎっくり腰(急性腰痛)
ぎっくり腰は、急に起こる強い腰痛の通称です。重い物を持ったときだけでなく、朝起きた直後や腰をひねったときなどに生じることもあると言われています。
「ベッドから起きようとしただけなのに痛い」というケースもあるため、突然の腰痛では一つの可能性として考えられます。
腰椎・脊椎圧迫骨折
高齢者で特に気をつけたいのが、脊椎の圧迫骨折です。
骨粗しょう症などで骨が弱くなっている場合、転倒や尻もちだけでなく、小さな負担でも骨折につながることがあると言われています。寝返りや起き上がる瞬間に強く痛む場合は、無理に動かさず医療機関への来院を検討しましょう。
腰部脊柱管狭窄症
「腰だけでなく、脚もしびれる」「少し歩くとつらくなる」という場合は、腰部脊柱管狭窄症が関係している可能性もあります。
加齢による変化などで神経の通り道が狭くなり、腰痛や脚の痛み、しびれなどが現れると言われています。
腰椎椎間板ヘルニアなど神経の問題
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛に加えてお尻から脚にかけて痛みやしびれが出る場合があります。
「片脚に力が入りにくい」「腰より脚の症状が気になる」といった変化があるときは、自己判断だけで様子を見続けないことが大切です。
内臓疾患など腰以外に原因があるケース
腰痛の原因は、必ずしも腰の筋肉や骨だけとは限りません。
血管・泌尿器・消化器などの病気によって腰周辺に痛みを感じる場合もあると言われています。発熱を伴う、安静にしていても強く痛むなど、普段と違う症状がある場合は医療機関への来院を検討してください。
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高齢者の腰痛で注意したい「圧迫骨折」の特徴
「転んだあとから腰が痛い」「朝、起き上がろうとすると強く痛む」。そんなとき、高齢者では脊椎の圧迫骨折も考えておきたいと言われています。
特に骨粗しょう症がある場合は、骨が弱くなっているため、ちょっとした動作でも骨折する可能性があります。「派手に転んでいないから大丈夫」と自己判断しないことが大切です。
転倒や尻もちをついたあとから痛い
高齢者の圧迫骨折は、転倒や尻もちなどの比較的軽い衝撃でも起こることがあると言われています。
「転んだあとから急に腰が痛くなった」「それまでは歩けていたのに動きづらくなった」という場合は注意したいところです。痛みが続く場合は、早めに医療機関への来院を検討しましょう。
寝返り・起き上がる瞬間に激しく痛む
圧迫骨折では、寝返りやベッドから起き上がる動作、立ち上がる瞬間などで痛みが強くなることがあると言われています。
「寝ているときはそれほどでもないのに、起きようとするとズキッとする」という場合もあります。無理に何度も起き上がろうとするのは避けたほうがよいでしょう。
横になっていると痛みが軽くなる
動いたときには痛むものの、横になって安静にしていると痛みが軽くなることも、骨粗しょう症による脊椎骨折でみられる特徴の一つと言われています。
ただし、「休めば楽だから大丈夫」とは限りません。起き上がるたびに強い腰痛が繰り返される場合は、一度原因を確認することが大切です。
転倒していなくても圧迫骨折することがある
「転んでいないから骨折ではない」と思う方もいるかもしれません。
しかし、骨粗しょう症で骨が弱くなっている場合、中腰になったり重い物を持ったりといった日常生活の動作でも脊椎骨折が生じる場合があると言われています。
背中が丸くなった・身長が縮んだ場合も注意
圧迫骨折が複数の場所に起こると、背中が丸くなったり、以前より身長が低くなったりする場合があります。
「最近、背中が曲がってきた気がする」「昔よりかなり身長が縮んだ」という変化も、骨の状態を確認するきっかけになるでしょう。腰痛も伴っている場合は、医療機関への来院を検討してください。
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高齢者が腰痛で起き上がれないときの対処法
「親が腰を痛がって、ベッドから起き上がれない。どうしたらいい?」と慌ててしまうこともありますよね。
高齢者の強い腰痛では、ぎっくり腰だけでなく圧迫骨折などが隠れている可能性もあると言われています。まず大切なのは、「動けば楽になるかも」と無理をさせないこと。転倒後に強く痛む場合や、いつもとは違う痛みがあるときは特に慎重に対応しましょう。
まず無理に起こしたり歩かせたりしない
「少し歩いたほうがいいかな?」と思うかもしれません。しかし、原因がわからない状態で無理に立たせるのは避けたいところです。
骨粗しょう症のある高齢者では、軽い外力でも脊椎椎体骨折が起こる場合があると言われています。まずは本人が一番楽だと感じる姿勢で休みましょう。
腰が楽になる姿勢をとる
腰痛が強いときは、「この姿勢が正解」と決めつける必要はありません。
仰向け、横向きなど、本人が比較的楽に感じる姿勢を探してみてください。ただし、姿勢を変えるだけでも激しく痛む場合は、無理に動かさないことが大切です。
横向きになってからゆっくり起き上がる
起き上がれる程度の痛みであれば、いきなり上半身を起こすのではなく、まず横向きになり、脚をベッドの外へ下ろしながら起きる方法があります。
「痛いけれど我慢して一気に起きよう」とする必要はありません。途中で強く痛むなら中止しましょう。
手や腕を使って腰への負担を減らす
横向きから起きる際は、手や肘でベッドを押しながら上半身を起こすと、腰だけで体を持ち上げずに済みます。
家族が介助する場合も、腕を強く引っ張って無理に起こすのではなく、本人の動きに合わせることがポイントです。
強いストレッチやマッサージは避ける
「腰を伸ばせば楽になるのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし、圧迫骨折などの可能性が否定できない段階では、強いストレッチやマッサージを自己判断で行うのは避けたほうがよいでしょう。日本整形外科学会では、骨粗しょう症による軽度の圧迫骨折では比較的安静にし、前屈動作を避ける方法などが示されています。
起き上がれないほど痛い、脚に力が入らない、発熱や尿漏れなどを伴う場合は、早めに医療機関への来院を検討してください。
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高齢者の腰痛で起き上がれないときの危険な症状
「いつもの腰痛だから、少し休めば大丈夫かな」と様子を見たくなることもありますよね。
ただ、高齢者が腰痛で起き上がれない場合、症状によっては圧迫骨折や神経の障害などが隠れている可能性もあると言われています。特に、普段とは明らかに違う痛みや脚の症状などがあるときは注意が必要です。
突然、今までにない激しい腰痛が出た
「さっきまで普通だったのに、急に腰が激しく痛み始めた」という場合は、単なる疲労だけとは限りません。
高齢者では骨粗しょう症などを背景に骨が弱くなっていることもあるため、急激な腰痛が続く場合は無理に動かさず、医療機関への来院を検討しましょう。
転倒・尻もちのあとから起き上がれない
「軽く尻もちをついただけだから大丈夫」と思っていませんか?
骨粗しょう症がある場合、比較的弱い衝撃でも脊椎椎体骨折が生じることがあると言われています。日本整形外科学会でも、高齢者では尻もちなどの軽微な外力によって脊椎の骨折が起こる場合があると説明しています。
脚のしびれ・麻痺・力が入らない
腰痛だけでなく、「脚がしびれる」「立とうとしても力が入らない」といった症状がある場合は、神経への影響も考える必要があります。
脊髄の障害では、脱力や麻痺、感覚の異常などが現れることがあると言われています。急に歩けなくなった場合などは、早めの対応が大切です。
尿や便が出にくい・漏れてしまう
腰痛と同時に、「尿が出にくい」「尿や便が漏れる」といった変化がある場合も見逃したくない症状です。
脊髄や神経の障害によって排尿・排便の異常が生じる場合があると言われています。尿漏れを伴う腰痛について、日本整形外科学会も速やかな整形外科への来院をすすめています。
発熱・安静時痛・夜間痛などを伴う
「横になっているのにずっと痛い」「熱も出ている」といった場合も、いつもの腰痛とは少し違います。
日本整形外科学会では、安静にしても痛みが軽くならない、徐々に悪化する、発熱を伴うなどの腰痛は、放置せず速やかに医療機関へ来院することが大切だとしています。
高齢者の腰痛では、痛みの強さだけでなく、「いつから」「何をしたあとから」「腰以外にどんな症状があるか」を確認しておくとよいでしょう。
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高齢者が腰痛で起き上がれないときは何科を受診する?
「親が腰痛で起き上がれないけれど、何科に連れて行けばいい?」と迷う方もいるでしょう。
高齢者の強い腰痛では、圧迫骨折や脊柱管狭窄症など、骨や神経が関係している可能性もあると言われています。起き上がれないほど痛む場合は、自己判断で長く様子を見ず、医療機関への来院を検討することが大切です。
基本的には整形外科を受診する
腰痛や骨・関節・神経などの症状は、まず整形外科に相談するのが一般的です。
日本整形外科学会でも、通常とは異なる強い腰痛がある場合は、重大な原因を見逃さないために整形外科への来院がすすめられています。「整体に行くべき?病院?」と迷う場合も、まず原因を確認してもらうと安心です。
起き上がれないほど痛い場合は早めに相談する
「少し休めば動けるかな」と待ちたくなるかもしれません。
しかし、安静にしていても痛みが軽くならない、だんだん悪化しているといった場合は注意が必要と言われています。特に高齢者では、転倒後の腰痛や突然の強い痛みを年齢のせいだけで片づけないことが大切です。
救急車・救急外来を検討したほうがよい症状
腰痛と一緒に、脚に力が入らない、しびれが急に強くなった、尿が漏れるなどの症状がある場合は、早めの医療対応が必要になることがあります。
また、本人を安全に移動させることが難しいほどの激痛や、転倒後にまったく起き上がれない場合などは、救急相談や救急外来への連絡も選択肢になります。
レントゲン・MRIなどで原因を調べる場合もある
整形外科では、症状や経過に応じてX線(レントゲン)やMRIなどの画像検査を行うことがあると言われています。
圧迫骨折や椎間板、神経の状態など、腰痛の原因はさまざまです。そのため「腰が痛い=ぎっくり腰」と自己判断せず、必要に応じて詳しく確認してもらうことが重要でしょう。
痛みが落ち着いたあとのリハビリと再発予防
「痛みが減ったら、ずっと安静にしていたほうがいい?」と考える方もいるかもしれません。
長期間、動けない状態が続くと体力や腰を支える筋力が低下する場合があると言われています。原因や状態を確認したうえで、必要に応じて運動器リハビリテーションや体操などを取り入れていくことも大切です。無理に始めず、医師などに相談しながら進めましょう。
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国家資格:理学療法士
理学療法士として医療現場で培った経験を活かし、現在は健康づくりやスポーツパフォーマンスの向上を目指す方々まで幅広くサポートしています。
ジュニアアスリートの成長段階に合わせた運動指導にも対応。体の使い方だけでなく、栄養面からのアドバイスも含めて総合的に関われるのが私の強みです。
何よりも大切にしているのは「無理なく続けられること」。
一時的な変化よりも、継続できる仕組みづくりを意識しながら、一人ひとりに合ったサポートを心がけています。





















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