頭痛 目がチカチカするのはなぜ?閃輝暗点の原因・対処法と危険な症状、受診の目安を解説

頭痛と目がチカチカする症状は「閃輝暗点」の可能性がある

「急に目の前がチカチカして、そのあと頭まで痛くなってきた…」そんな経験があると、「目の病気かな?」と不安になりますよね。

目がチカチカしたあとに頭痛が起こる場合、片頭痛の前兆として現れる「閃輝暗点(せんきあんてん)」の可能性があると言われています。

ただし、目のチカチカには別の原因が隠れている場合もあります。「いつものことだから」と決めつけず、症状の見え方や続く時間をチェックしておきましょう。

閃輝暗点とは?

閃輝暗点とは、片頭痛の前などに起こる視覚症状の一つです。視界の一部に光や模様が現れ、少しずつ広がっていくことがあります。

日本頭痛学会のガイドラインでも、片頭痛の前兆には視覚症状があり、閃輝暗点は代表的なものとして知られています。

「急に見え方がおかしくなった」と感じるため驚きやすい症状ですが、多くの場合は一定時間でおさまると言われています。

ギザギザ・キラキラした光が見えるのが特徴

「稲妻みたいなギザギザが見える」「キラキラした光が広がってくる」と表現する方もいます。

参考記事では、チカチカした光や水面が反射したような光、視界を遮るような模様が現れることがあると紹介されています。

引用元:https://fujisawaseitai.com/symptoms/scintillating-scotoma-migraine-fujisawa/

目を閉じてもチカチカ見えることがある

「目を閉じれば消えるんじゃないの?」と思いますよね。

閃輝暗点は目そのものではなく、脳の視覚に関係する領域の変化によって起こると考えられているため、目を閉じても光や模様を感じることがあると言われています。

現在は、単純な血管の収縮だけではなく、脳の神経活動の変化などが関係していると考えられています。

チカチカした後に頭痛や吐き気が起こることがある

目のチカチカがおさまったあと、「今度はズキズキ頭が痛い…」となるケースがあります。

前兆のある片頭痛では、視覚症状に続いて頭痛が現れ、吐き気や光・音への過敏さを伴う場合があると言われています。

一方で症状の出方には個人差があり、毎回同じ経過になるとは限りません。

頭痛が起こらない閃輝暗点もある

実は、目がチカチカしても、そのあと必ず頭痛が起こるわけではありません。視覚症状だけで終わるケースもあると言われています。

ただ、「初めて起きた」「いつもと見え方が違う」「片目だけ見えにくい」「症状が長く続く」といった場合は、閃輝暗点だと自己判断しないことが大切です。目や脳に関係する別の病気でも似た症状が現れることがあるため、気になる場合は医療機関で検査を受けましょう。

引用元:https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf

#頭痛
#目がチカチカ
#閃輝暗点
#片頭痛
#片頭痛の前兆

 

頭痛と目がチカチカする原因

「頭痛の前に目がチカチカするけど、これって疲れのせい?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

目がチカチカする原因は一つではなく、片頭痛の前兆として起こる場合もあれば、睡眠不足やストレス、目の病気などが関係するケースもあると言われています。特に、頭痛とセットで繰り返すのか、片目だけに起こるのかなど、症状の出方を確認することが大切です。

前兆のある片頭痛

片頭痛の前兆として、視界にギザギザした光やキラキラした模様が現れることがあります。これは「閃輝暗点」と呼ばれ、視覚に関係する脳の働きが一時的に変化することで起こると考えられています。

「チカチカがおさまったあとに頭がズキズキしてきた」という場合は、前兆のある片頭痛の可能性も考えられると言われています。

睡眠不足や疲労

寝不足が続いたり、仕事や家事で疲れがたまったりすると、片頭痛が起こりやすくなる方もいます。

「最近あまり寝ていないな」というときに頭痛と目のチカチカを繰り返すなら、睡眠時間や生活リズムを見直してみるのも一つです。

ストレスや強い光などの刺激

強いストレスやまぶしい光などが、片頭痛のきっかけになることもあると言われています。

たとえば、日差しの強い場所や明るい画面を長時間見たあとに症状が出る方もいます。「どんな状況で起きたか」を記録しておくと、自分の傾向を把握しやすくなります。

女性ホルモンの変化

女性の場合、月経前後などホルモンバランスが変化する時期に片頭痛が起こりやすくなることがあると言われています。

毎月似たタイミングで頭痛や目のチカチカが出るなら、月経周期と症状の関係も記録しておくと参考になります。

目の病気が原因となるケース

注意したいのが、目そのものに原因がある場合です。

日本眼科学会によると、光視症では視野の端に「ピカッ」と光が走るように見えることがあり、網膜裂孔や網膜剥離などでも現れる場合があると言われています。特に、急に飛蚊症が増えた、片目だけチカチカする、視野が欠けるといった症状がある場合は、片頭痛と自己判断せず眼科へ来院しましょう。

引用元:https://www.nichigan.or.jp/public/disease/symptoms.html?catid=98

#頭痛
#目がチカチカ
#片頭痛
#閃輝暗点
#光視症

 

目がチカチカしたときに考えられる片頭痛以外の病気

「目がチカチカするから片頭痛かな?」と思う方もいるでしょう。たしかに閃輝暗点は片頭痛の前兆として知られていますが、似た見え方が目や脳の病気で起こることもあると言われています。

特に「今までと違う」「急に見え方がおかしくなった」という場合は、いつもの頭痛だと決めつけないことが大切です。

網膜裂孔・網膜剥離など目の病気

目の奥にある網膜に裂け目ができる「網膜裂孔」では、視野の端にピカッと光が走る光視症が現れることがあると言われています。

さらに網膜剥離へ進むと、飛蚊症が増えたり、視野が欠けたりする場合があります。「黒い点が急に増えた」「カーテンがかかったように見える」と感じたときは、早めに眼科へ来院しましょう。

引用元:https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=37

一過性脳虚血発作(TIA)

「数分で戻ったから大丈夫」と思ってしまいがちですが、注意したいのが一過性脳虚血発作です。

日本脳卒中学会では、TIAを脳や網膜への血流が一時的に不足して神経症状が現れる状態としています。症状がおさまっても、脳卒中につながる可能性があるため、自己判断は避けたほうがよいと言われています。

引用元:https://www.jsts.gr.jp/img/tiateigi_201910.pdf

脳梗塞など脳血管疾患

脳梗塞などの脳卒中でも、突然見え方がおかしくなることがあります。

日本脳卒中協会では、「片方の目が見えない」「視野の半分が欠ける」といった症状に加え、顔や手足のしびれ、ろれつが回らない、言葉が出ないなどが突然現れることがあるとされています。こうした症状がある場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。

引用元:https://www.jsa-web.org/citizen/87.html

「片目だけ」「両目」の違いが判断材料になる

「片目だけチカチカするのか、両目で見ても同じ場所がチカチカするのか」は、原因を考える一つの手がかりになります。

片目だけの視覚異常では目や網膜などが関係するケースもあります。一方、閃輝暗点では脳の視覚に関係する変化によって両目の視野に症状が現れることがあると言われています。

ただし、自分だけで原因を見分けるのは難しいため、症状が繰り返す場合は医療機関で検査を受けましょう。

突然の視野異常には注意する

「急に視界が欠けた」「突然片目が見えなくなった」「目の症状と一緒に手足が動かしにくい」といった場合は注意が必要です。

特に、突然の視覚異常にしびれや麻痺、言葉の出にくさ、経験したことのない激しい頭痛などが加わる場合、脳卒中の可能性も考えられると言われています。症状が一度おさまったとしても様子を見ず、速やかに医療機関へ相談しましょう。

#目がチカチカ
#網膜剥離
#一過性脳虚血発作
#脳梗塞
#視野異常

 

頭痛と目のチカチカが起きたときの対処法

「今まさに目がチカチカしていて、どうしたらいい?」というときは、まず無理に動かず安全を確保することが大切です。

目のチカチカが片頭痛の前兆として起きている場合、時間の経過とともにおさまることもあると言われています。ただし、見え方の異常が強いと転倒や事故につながる可能性があります。「少しくらいなら大丈夫」と無理をせず、落ち着いて対応しましょう。

運転や作業を中止して安全な場所で休む

車の運転中や機械を扱っている最中に視界がチカチカしてきた場合は、可能な範囲で安全を確保しながら作業を中止しましょう。

「まだ見えるから続けても平気」と感じても、視野が欠けたり光が広がったりすると判断しづらくなることがあります。症状がおさまるまでは運転を控えることがすすめられます。

暗く静かな場所で安静にする

片頭痛では、光や音をつらく感じる「光過敏」「音過敏」を伴うことがあると言われています。

「明るい部屋にいると余計につらい…」という場合は、照明を少し落とした静かな場所で休むとよいでしょう。横になれる場合は、楽な姿勢で無理なく過ごしてください。

スマホやパソコンなど強い光を避ける

症状が出ているときに、スマホやパソコンの画面を見続けるとまぶしさを感じやすくなることがあります。

画面の確認はいったんやめて、強い照明や直射日光などもできるだけ避けましょう。症状が落ち着いてから、少しずつ普段の環境に戻すことが大切です。

症状が続いた時間や見え方を記録する

「何分くらい続いた?」「ギザギザだった?」「片目だけ?両目?」という情報は、医療機関へ来院するときの参考になります。

可能であれば、症状が始まった時間や見え方、頭痛・吐き気・しびれなどの有無をメモしておきましょう。

繰り返す場合は頭痛の記録をつける

頭痛と目のチカチカを繰り返す場合は、頭痛日記をつける方法もあります。

発症した日時、睡眠時間、月経周期、食事、ストレス、頭痛の強さなどを書いておくと、「どんなときに起こりやすいか」が見えてくることがあります。

一方で、突然の視野欠損や片目が見えない、しびれ、麻痺、言葉が出にくいなどを伴う場合は、セルフケアより医療機関への相談を優先してください。

引用元:https://www.jhsnet.net/

#頭痛
#目がチカチカ
#閃輝暗点
#片頭痛
#頭痛対策

 

頭痛と目のチカチカで病院を受診する目安|何科に行く?

「目のチカチカはおさまったけど、病院へ行ったほうがいい?」と迷う方もいるでしょう。

片頭痛の前兆として閃輝暗点が起こることはありますが、目や脳の病気でも似た症状が現れると言われています。特に、これまで経験したことのない見え方や突然の視野異常がある場合は、「いつもの頭痛だろう」と自己判断しないことが大切です。

初めて強いチカチカが起きた

初めて視界に強いチカチカやギザギザが現れた場合は、一度医療機関へ相談しましょう。

「しばらくしたら消えたから大丈夫」と思うかもしれません。しかし、症状だけで閃輝暗点なのか、目や脳に別の原因があるのかを判断するのは難しいと言われています。

片目だけに症状が出ている

片目だけに光が見える、黒い影が現れるなどの症状では、網膜裂孔や網膜剥離など目の病気が関係しているケースもあると言われています。

急に飛蚊症が増えた場合も注意が必要です。このような見え方があるときは、眼科への来院を検討してください。

引用元:https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=37

視野が欠ける・見えにくさが続く

「視界の端が欠けている」「カーテンをかけたように見える」といった症状も、そのまま様子を見るのはおすすめできません。

網膜剥離では視野欠損などが現れることがあると言われています。突然見えづらくなった場合や症状が続いている場合は、早めに医療機関で検査を受けましょう。

しびれ・麻痺・言葉が出にくい症状を伴う

ここは特に注意したいポイントです。

目の異常と同時に「片方の手足に力が入らない」「顔や手足がしびれる」「ろれつが回らない」「言葉が出てこない」といった症状が突然現れた場合、脳卒中の可能性も考えられると言われています。

このような場合は通常の来院を待たず、速やかに119番へ連絡してください。

引用元:https://www.jsa-web.org/citizen/87.html

眼科・脳神経内科・脳神経外科の選び方

「結局、何科に行けばいいの?」と迷いますよね。

片目だけのチカチカや飛蚊症、視野欠損など目の症状が中心なら、まず眼科が選択肢になります。一方、目のチカチカに頭痛を伴う、同じ症状を繰り返すといった場合は、脳神経内科や脳神経外科への相談が考えられます。

ただし、突然の視野異常に麻痺や言葉の異常などを伴う場合は、診療科選びに時間をかけず救急要請を優先しましょう。

#頭痛
#目がチカチカ
#閃輝暗点
#視野異常
#片頭痛

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
島倉 嘉仁
国家資格:理学療法士 理学療法士として医療現場で培った経験を活かし、現在は健康づくりやスポーツパフォーマンスの向上を目指す方々まで幅広くサポートしています。 ジュニアアスリートの成長段階に合わせた運動指導にも対応。体の使い方だけでなく、栄養面からのアドバイスも含めて総合的に関われるのが私の強みです。 何よりも大切にしているのは「無理なく続けられること」。 一時的な変化よりも、継続できる仕組みづくりを意識しながら、一人ひとりに合ったサポートを心がけています。