腰の横の筋肉が痛い原因は?腰方形筋との関係・ストレッチ・受診の目安を解説

1.腰の横の筋肉が痛い原因とは?

「腰の横の筋肉が痛いんだけど、これって筋肉痛なのかな?」

腰の横に痛みが出ると、まず筋肉を傷めたのではと考える方も多いですよね。ただ、腰の横にはいくつもの筋肉があり、姿勢や普段の体の使い方など、さまざまな要因が関係すると言われています。

腰の横にはどんな筋肉がある?

腰の横には、腰方形筋や脊柱起立筋、腹斜筋、広背筋などがあります。

なかでも腰方形筋は、骨盤から腰椎、第12肋骨周辺につながる筋肉です。姿勢を支えたり、体を横へ倒したりする動きに関係すると言われています。

「じゃあ、腰の横が痛ければ腰方形筋が原因?」

そうとは限りません。痛む場所だけで原因となる筋肉や組織を判断するのは難しいため、動作やほかの症状も合わせて確認することが大切です。

腰方形筋が痛みの原因になることがある

腰方形筋は立っているときや座っているときにも姿勢を安定させる役割に関係しています。そのため、左右どちらかに偏った姿勢が続くと、一方の腰周辺へ負担が集中する場合があると言われています。

長時間のデスクワークや姿勢による負担

「仕事中、気づいたら何時間も座ったまま」という方は少なくありません。

足を組む、片方のお尻に体重をかける、片足重心で立つ、いつも同じ肩にバッグを掛ける。このような習慣が続くと、腰の横の筋肉へ偏った負担がかかることがあると言われています。

スポーツや重い物を持った後の筋肉への負担

ゴルフや野球のように体をひねる動作、ランニング、慣れない運動などでも腰周辺へ負担がかかる場合があります。

また、「重い荷物を持ち上げた瞬間から痛くなった」というケースでは、筋肉や筋膜へ急激な負荷が加わっている可能性もあると言われています。無理をして運動を続けるのは避けたほうがよいでしょう。

筋肉以外が原因の場合もある

注意したいのは、「腰の横が痛い=筋肉の問題」とは限らないことです。

腰椎や仙腸関節、神経が関係する場合のほか、腎臓や尿路など内臓由来の痛みが腰周辺に現れるケースもあると言われています。姿勢を変えても強い痛みが続く、発熱や血尿、しびれなどを伴う場合は、自己判断を続けず医療機関への来院を検討してください。

引用元:https://seitai-osusume-select.com/column/%e8%85%b0%e3%81%ae%e6%a8%aa%e3%81%ae%e7%ad%8b%e8%82%89%e3%81%8c%e7%97%9b%e3%81%84%e5%8e%9f%e5%9b%a0%e3%81%af%ef%bc%9f%e8%80%83%e3%81%88%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b%e7%97%87%e7%8a%b6%e3%81%a8%e6%94%b9/

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2.腰の横の筋肉が痛いときの症状から考えられる原因

「腰の横が痛いけど、右だけなんだよな…」
「立ち上がる瞬間だけズキッとする」

腰の横の痛みは、どんな動きで痛むのか、押したときにどう感じるのかによって、関係している部位を考えるヒントになると言われています。ただし、症状だけで原因を決めつけるのは難しいため、あくまで目安として見ていきましょう。

右側・左側だけ痛い

片側だけ腰の横が痛む場合、片足重心や足を組む癖など、左右差のある姿勢が関係することがあると言われています。

スポーツでも、ゴルフや野球のように同じ方向へ何度もひねる動作が続くと、片側の筋肉へ負担が偏りやすくなります。

一方で、片側の痛みがすべて筋肉によるものとは限りません。痛みが強い、長く続く、ほかの症状もある場合は注意が必要です。

押すと痛い・張っている

「腰の横を押すと痛い」「触ると張っている感じがする」という場合は、筋肉の緊張や筋膜への負担が関係している可能性があると言われています。

とくに、長時間同じ姿勢を続けた後や、慣れない運動をした翌日などは、腰周辺が硬く感じることもあります。

立ち上がると痛い

椅子から立ち上がる瞬間に腰の横が痛む場合、長く座っていたことで腰方形筋などがこわばり、動き始めに負担がかかっていることがあると言われています。

「しばらく動くと少し楽になる」というケースもありますが、無理に繰り返し動かすのは避けたほうがよいでしょう。

体を横に倒す・ひねると痛い

体を横へ倒したり、ひねったりしたときに痛みが出る場合は、腰方形筋や腹斜筋、腰椎周辺の組織などが関係することがあると言われています。

ただし、「この動きで痛いから、この筋肉」と単純に判断することはできません。

寝起きに腰の横が痛い・重い

「朝起きたときだけ腰の横が重い」という人もいます。

寝る姿勢や寝具、前日にかかった負担などによって筋肉がこわばり、起床直後に痛みや重さを感じる場合があると言われています。寝返りが少ない状態が続くことも一因として考えられます。

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3.腰の横が痛いのは筋肉?内臓?見分けるポイント

「腰の横が痛いけど、これって筋肉?それとも内臓?」

場所が場所だけに、不安になりますよね。腰の横の痛みは筋肉や関節への負担だけでなく、神経や内臓などが関係して現れるケースもあると言われています。

痛み方や一緒に出ている症状を確認してみましょう。

動かしたときに痛みが変化する場合

「体をひねると痛いけど、じっとしていると楽」という場合は、筋肉や関節など運動器への負担が関係している可能性があると言われています。

たとえば、腰方形筋や腹斜筋などは体を横へ倒したり、姿勢を保ったりするときに働きます。そのため、特定の動作で痛みを感じるケースもあります。

ただし、動作によって痛みが変わるという理由だけで、筋肉が原因だと自己判断することはできません。

安静にしていても強く痛む場合

反対に、「横になっていても痛い」「夜中に痛みで目が覚める」という場合は注意が必要です。

安静時にも強い痛みが続く、時間とともに悪化しているといったケースでは、筋肉以外の原因も考えられると言われています。

足のしびれ・力が入りづらい場合

腰の横の痛みに加えて、お尻や足にしびれが出る、足へ力が入りづらいといった症状がある場合、神経が関係している可能性もあると言われています。

「ストレッチすれば楽になるかも」と無理に伸ばすのではなく、症状が続く場合は医療機関への来院を検討しましょう。

発熱・血尿・吐き気などを伴う場合

腰の横には腎臓などの内臓もあります。そのため、発熱や血尿、排尿時の違和感、吐き気などを伴う腰の痛みでは、腎臓や尿路などの病気が関係しているケースもあると言われています。

「腰が痛いから筋肉痛だろう」と決めつけないことが大切です。

急激な強い痛みがある場合

突然、経験したことのないような強い痛みが出た場合や、痛みが急速に悪化している場合も自己判断は避けましょう。

強い痛みに加えて発熱やしびれ、血尿などがある場合は、早めに医療機関へ相談することがすすめられます。

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4.腰の横の筋肉が痛いときの対処法・ストレッチ

「腰の横が痛いときって、ストレッチしたほうがいいの?」

腰方形筋などのこわばりが関係している場合、無理のない範囲で体を動かすことがセルフケアの一つになると言われています。ただし、痛みが強い時期に無理やり伸ばすのは避けましょう。

痛みが強いときは無理に伸ばさない

まず意識したいのが、「痛いほど伸ばしたほうが効きそう」と考えないことです。

強い痛みがある場合は、運動やストレッチを無理に行わず、腰が楽に感じる姿勢で過ごしましょう。一方、腰痛では長期間にわたって必要以上に安静にすることもすすめられていないため、状態に合わせた対応が大切だと言われています。

腰方形筋のストレッチ

腰方形筋を伸ばす方法の一つが、椅子に座って行うストレッチです。

椅子に浅めに座り、背筋を無理なく伸ばします。片手を上げたら、そのまま体を反対側へゆっくり倒してみましょう。

「腰の横が気持ちよく伸びているな」と感じる程度で十分です。反動をつけたり、痛みを我慢して深く倒したりする必要はありません。

お尻・股関節周辺のストレッチ

腰の横が痛いからといって、腰だけを伸ばせばよいとは限りません。

中殿筋などのお尻周辺の筋肉は骨盤や股関節の動きに関係しており、腰周辺と合わせてケアすることも一つの方法と言われています。腰だけを強く揉んだり伸ばしたりするのではなく、周辺まで広く考えてみましょう。

温める・冷やすのはどっち?

「温めるの?冷やすの?」と迷うところですよね。

急に痛めた直後と、長く続いているこわばりでは対応が異なる場合があります。一律に決めるのではなく、痛みのきっかけや腫れなどの状態を確認することが大切です。

日常生活で見直したいポイント

ストレッチだけでなく、普段の姿勢にも目を向けてみてください。

足を組む、片足へ体重をかけて立つ、何時間も座り続けるといった習慣は、腰周辺へ偏った負担をかけることがあると言われています。

デスクワーク中は定期的に立ち上がるなど、「同じ姿勢を続けすぎない」ことから始めてみるとよいでしょう。

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5.腰の横の筋肉が痛いときは病院へ行くべき?来院の目安

「腰の横が痛いけど、病院に行くほどなのかな?」

軽い張りや筋肉痛のような痛みであれば、しばらく様子を見るケースもあります。ただし、痛みが強い場合や、しびれ・発熱など別の症状が出ているときは、早めに医療機関へ相談したほうがよいと言われています。

痛みが強い・長引いている

数日休んでも痛みがほとんど変わらない、むしろ少しずつ悪化している場合は注意が必要です。

「仕事中も痛くて集中できない」「寝返りを打つたびに目が覚める」など、日常生活へ影響が出ている場合も来院を考える目安になります。

セルフケアを続けても改善がみられない場合は、筋肉だけでなく腰椎や関節など別の原因が関係している可能性もあると言われています。

しびれや筋力低下がある

腰の横の痛みだけでなく、お尻や太もも、足先までしびれが広がる場合は、神経が関係している可能性があります。

また、「足に力が入りづらい」「歩いていると足がもつれる」と感じる場合も要注意です。

このような症状があるときは、自己流のストレッチを無理に続けず、医療機関へ相談することがすすめられています。

発熱・血尿などを伴っている

「腰が痛いから筋肉だろう」と思い込みやすいのですが、発熱や血尿、排尿時の痛み、吐き気などが一緒に出ている場合は話が変わります。

腎臓や尿路など内臓の病気によって、腰の横付近に痛みを感じるケースもあると言われています。

転倒や事故の後から痛い

転倒した後や交通事故の後から腰の横が痛む場合は、筋肉だけでなく骨や関節などへの影響も考える必要があります。

「動けるから大丈夫」と判断せず、痛みが強い場合は医療機関で確認してもらいましょう。

何科へ行けばいい?

「結局、何科に行けばいいの?」と迷いますよね。

動かしたときの腰痛や筋肉・関節の痛みが中心であれば、まずは整形外科が選択肢になります。

一方、血尿や排尿時の違和感などがある場合は、泌尿器科などが対象になることもあります。

どこへ行けばよいかわからない場合は、症状を伝えたうえで医療機関へ相談するとよいでしょう。

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島倉 嘉仁
国家資格:理学療法士 理学療法士として医療現場で培った経験を活かし、現在は健康づくりやスポーツパフォーマンスの向上を目指す方々まで幅広くサポートしています。 ジュニアアスリートの成長段階に合わせた運動指導にも対応。体の使い方だけでなく、栄養面からのアドバイスも含めて総合的に関われるのが私の強みです。 何よりも大切にしているのは「無理なく続けられること」。 一時的な変化よりも、継続できる仕組みづくりを意識しながら、一人ひとりに合ったサポートを心がけています。