お尻 筋肉|大殿筋・中殿筋・小殿筋の役割と鍛え方:姿勢改善・ヒップアップに効く正しいトレーニング&ストレッチ完全ガイド

1.お尻の筋肉の基礎知識:名称・位置・役割

お尻の“殿筋群”とは(大殿筋・中殿筋・小殿筋の層構造)

「お尻の筋肉」というと漠然としていますが、主に注目すべきは「殿筋群」と呼ばれる3つの筋肉、すなわち大殿筋、中殿筋、小殿筋です。これらは骨盤から大腿骨にまたがり、外から順に層をなす構造とされています。

大殿筋がもっとも表層にあり、お尻の丸みやヒップラインを形づくる“主役”筋肉と言われています。みやがわ整骨院

その内側・少し深い位置に中殿筋があって、さらにその深層には小殿筋が控えており、いずれも股関節の動きや体を支える役割を担っているといわれています。からだなび

この三層構造を知っておくと、「どこを鍛えているのか」「どの筋が使われているのか」が明確になり、鍛え方やケアの意識が変わってくるはずです。

各筋の主な作用(股関節の伸展/外転/内外旋)と日常動作(立つ・歩く・階段)

では、具体的にそれぞれの筋肉が「どんな作用」を持っていて、「日常ではどんな動作」で働いているか、見ていきましょう。

  • 大殿筋:主な作用は股関節の伸展(脚を後ろに蹴り出す動き)および外旋(脚を外向きにひねる動き)。階段を上る、椅子から立ち上がる、走るといった“力を出す”場面で大きく活動すると言われています。みやがわ整骨院

  • 中殿筋:主に**股関節の外転(脚を横に開く動き)**に関わり、さらに片脚で立ったときに骨盤を水平に保つ“安定筋”の役割を果たすとされています。歩行時の骨盤の揺れを抑えるためにも重要です。からだなび

  • 小殿筋:中殿筋のさらに奥にあり、**外転+内旋(脚を内向きにひねる動き)**をサポートするほか、股関節の細かいコントロールや安定性に寄与する筋肉とされています。nikkori-sinkyuseikotsu.com+

    たとえば、階段の昇り降りで脚を後ろに蹴るときには大殿筋、歩行中に骨盤をぶれずに保つときには中殿筋、横に開いた足を閉じる・バランスをとるときには小殿筋という具合に、「この筋、今使ってるかも」と意識しながら動けると、効率アップにつながると言われています。みやがわ整骨院

これらを頭に入れておくと、トレーニングやストレッチをする際に「ただ動く」ではなく、「この筋肉を狙っている/この筋肉を休ませたい」という“意識”が生まれ、結果的に体の使い方が変わってくるとされています。nikkori-sinkyuseikotsu.com


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2.お尻の筋肉が弱ると起こること:姿勢・歩行・見た目の変化チェック

骨盤の安定低下→猫背・反り腰・膝や腰の負担増

「最近、なんだか腰が重いな」と感じたら、実はお尻の筋肉、つまり大殿筋や中殿筋などが十分に働いていない可能性があります。これらが弱まると、骨盤を支える力が落ちて、骨盤が前傾や後傾しやすくなり、結果として猫背や反り腰につながると言われています。npilates.jp

さらに、骨盤が不安定なまま立ったり動いたりしていると、腰や膝へかかる負担がぐっと増すこともあるようです。Glossimia

セルフチェックポイントとしては、壁に背をつけて立ったときに腰と壁の間に握りこぶしが入るかどうかを確かめてみてください。隙間が大きめだったり、壁から腰が浮く感じがあると骨盤の支持筋が弱くなっているサインかもしれません。

歩行・立ち上がり・段差での“もたつき”サイン

立ち座りするときや階段の昇り降りで、「脚が出しにくい」「もたつく」感じたことありませんか?お尻の筋肉が弱まると、歩いたり立ち上がったりする動作がぎこちなくなりやすいと言われています。Glossimia

特に、片脚で立った状態からもう一方の脚を動かすとき、骨盤が左右にぐらついたり傾いたりする“トレンデレンブルグ徴候”のような振る舞いが出る可能性があります。npilates.jp

セルフチェックとしては、椅子から立ち上がるときに「脚を前に出してから支える」という流れがスムーズでないか、階段を上るときに「一歩を大きく上げられず、小さめになってしまう」かどうかを観察してください。もたつきがあると、お尻の筋力低下の“注意信号”です。

ヒップライン(たるみ・横広がり)と中殿筋の関係

美しいヒップラインを保つには、見えない部分も大切です。中殿筋がしっかり働いていないと、ヒップが「横に広がる」「下がる」「角ばる」印象になりやすいと言われています。Glossimia

「ヒップの丸みがなくなったかも」「お尻が平らになってきた」という方は、中殿筋を含む側面支持筋の働きが弱まっている可能性があります。鏡チェックとしては、後ろ姿を確認して“両ヒップの高さが左右均等か”“ヒップの境界(腰からお尻へのつながり)がぼやけていないか”を見てみてください。ぼやけていたり左右で高さが違ったりする場合、筋力低下のサインかもしれません。

お尻の筋肉は“見た目”だけでなく“機能”にも深く影響するからこそ、「たるみ・広がり」を感じたときには早めに動きを取り入れておきたいところです。


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3.殿筋(大殿筋・中殿筋・小殿筋)の解剖と作用(股関節の痛みの原因を検査・改善)

本日は「お尻の筋肉」、つまり大殿筋・中殿筋・小殿筋という三層の筋群について、起始・停止・作用を専門的視点で丁寧に解説していきましょう。これらの筋肉は股関節の安定や歩行における支持・推進力に深く関与しており、機能低下すると“股関節の痛み”を招くリスクが高まると言われています。 股関節の痛みの原因を治療する

大殿筋:起始・停止・主な作用

「大殿筋」はお尻で最も大きく、浅い層にある筋肉です。起始は腸骨後方、仙骨・尾骨背面、胸腰筋膜などで、停止は主に大腿骨の殿筋粗面および腸脛靭帯を通じた大腿筋膜上とされています。 study-channel.com

作用としては、股関節の伸展(脚を後ろへ持っていく動き)外旋(脚を外側へねじる動き)、さらに上部線維では外転作用もあると報告されています。forphysicaltherapist.com

歩行の局面では、踵接地直前~接地直後に大殿筋が強く働くことで、体幹と下肢の連携を支え、股関節の“蹴り出し”を助けると言われています。 

したがって、大殿筋の機能低下は、股関節伸展力の低下や“お尻で押せない”感覚として現れ、膝や腰に代償負担が生じることもあります。 わたしが私のお医者さん

中殿筋&小殿筋:起始・停止・主な作用/歩行・支持局面

次に「中殿筋」は腸骨翼外面(前~後殿筋線)から起始し、大腿骨大転子上外側に停止します。 anatomy.tokyo

主な作用は、股関節の外転(脚を横へ開く動き)および、状況により内旋・外旋も含むとされています。特に“片脚支持”の局面で骨盤の傾きを防ぐ働きが大きいと言われています。study-channel.com

「小殿筋」はそのさらに深層に位置し、腸骨翼の前下部から起始し、同じく大転子付近に停止します。

機能としては中殿筋を補助しつつ、股関節の外転・内旋・外旋をサポートし、静的な立位や歩行中の骨盤・股関節の安定化に寄与すると言われています。

実際、歩行中の立脚期には中殿筋・小殿筋が“骨盤が反対側に傾かないように引き上げる力”として働き、これが弱まると片脚立ちで骨盤が下がる「」の原因ともなります。引用元:〜〜〜 


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4.お尻(大臀筋)の筋トレ11選&鍛え方[トレーナー解説]

「ねえ、最近ヒップラインが気になってきたんだけど…どうしよう?」っていう会話、よく耳にします。そんなときに注目したいのが、キーワード「お尻(大臀筋)」をしっかり鍛えること。2025年7月31日更新のMELOSの記事では、ヒップアップ目的の具体的な筋トレ11選を、トレーナー視点で詳しく紹介しています。 MELOS(メロス)

大臀筋は、お尻の“メインエンジン”とも言われている筋肉で、立つ・歩く・階段を上るといった日常動作にも深く関わると言われています。引用元:大臀筋を鍛えると、ヒップアップだけでなく姿勢改善や基礎代謝アップにも期待できるという記載があります。 

この記事では、「どんな種目を」「どうやって」「どこを意識して」行うかが丁寧に解説されており、自宅でもジムでも実践しやすくなっています。 「ただなんとなく脚を動かす」のではなく、「お尻のこの筋肉を使ってるな」と意識しながら動くことが成果を引き出すポイントとされています。MELOS(メロス)

 具体的な種目&フォームのポイント(抜粋)

例えば、次のような種目が紹介されています(11全部ではありませんが代表的なものを挙げます)。

  • ヒップリフト → 仰向けで膝を立て、肩・腰・膝が一直線になるようにお尻を持ち上げる。お尻を締めるように意識することで、大臀筋に効くと言われています。 MELOS(メロス)

  • ヒップアブダクション → 横向きで上側の脚を真上に引き上げる動作。中臀筋・小臀筋も刺激しつつ、お尻の外側を整える目的として使われる種目です。

  • スクワット → 足を肩幅に開いて、太ももが床と平行かやや下になるまで下げて、腰ではなく“お尻を後ろに引く”ような動きを意識することで、大臀筋の関与が高まると言われています。オンラインフィットネス torcia(トルチャ)

それぞれ「何回・何セット」などの目安も記載されており、「左右バランス」「動作中の上体の角度」「ひざの向き」など、フォームの崩れを防ぐためのコツも丁寧です。さらに、器具を使ったバーベル・スクワットやデッドリフトなど高強度メニューも紹介されていて、段階に応じたトレーニングプランになります。

 “効き”を高めるために押さえておきたい3つの意識

  1. ターゲット筋を意識すること:例えば、「お尻で押す」「お尻で支える」という感覚を動作中に持つことで、同じ動きをしても得られる刺激が変わると言われています。

  2. フォームと呼吸を整えること:力を入れるときに息を吐く、戻すときに息を吸うという基本を守ること。呼吸を止めてしまうと血圧が上がりやすく、効率も下がると言われています。

  3. 休息・栄養・ストレッチを忘れないこと:筋肉は休ませて回復することで強くなりますし、トレーニング前後のストレッチはケガを防ぐうえでも重要です。


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5.“鍛えるより、使える”日常習慣:歩き方・座り方・階段での実践

「筋トレまではなかなか時間が取れない…でも日常の動きでお尻(特に大殿筋など)をもっと活かしたい!」という方に向けて、今日は“鍛える”から“使える”にシフトするための具体習慣を会話形式でお届けします。ちょっとした意識の変化が、体の使い方を変えるきっかけになると言われています。

座位時間が長い人のための1分アクティブレスト

「長時間座ってばかりで…お尻がなんだかだるい感じがする」というあなたへ。まずは、座った状態で“お尻を使うスイッチ”を入れましょう。例えば、椅子に座ったまま1分間だけ、背もたれに背を軽くつけて膝を90度くらい、そしてお尻をキュッと締めて「骨盤を少し後ろに傾ける→元に戻す」をゆっくり5~10回繰り返します。これにより、股関節伸展と連動するお尻の筋肉が“寝ている”状態から目覚めると言われています。

その後、「立ち上がるときにお尻から押すように」はい、もうワンアクション。立ち座りのときにお尻を意識することで日常の“使う時間”を増やせるのです。目安として「毎時1分」くらいをアラームでリマインダーしておくだけでも変化に気づきやすいです。

歩行時の“股関節伸展”を引き出す意識ポイント

「歩いてるんだけど、お尻のあたりがなんとなく使えていない気がする」という場面、ありませんか?歩行時には、脚を後ろに蹴る動作=股関節伸展が重要で、そのときにお尻の大殿筋が活躍すると言われています。

歩くときの具体的意識としては:「かかとから着地してつま先で蹴り出す」「お尻を少しキュッと締めてから次の一歩へ」この2つを試してみましょう。特に、歩幅を少しだけ大きめに、脚を後ろに伸ばすように意識すると、自然とお尻から股関節にかけて“使えてる感”が得られやすいです。

「今日は目的地まで“お尻で押して歩こう”」と自分に言い聞かせるだけでも、いつもの散歩がひと味変わります。

階段・椅子の立ち座りをトレーニング化するコツ

「階段を使うのが嫌じゃなくなってきたかも」「椅子から立ち上がるとき脚に頼ってる気がする」そんな声も。実は、これらはお尻を“使う”絶好のチャンスです。立ち上がる・座るという動作で、股関節を後ろに引いてお尻で押すように動くことで、筋トレではない“日常筋トレ”が成立します。

例えば、階段を一段ずつゆっくり上るとき「上る→お尻で押し出す」「降りる→お尻をコントロールして下りる」を意識してみてください。椅子から立つときも「お尻を後ろに引いて→立つ」という動きをスローモーション風にするだけで、刺激の質が変わると言われています。

チェックリストとして:

  • 立ち上がるとき脚の前側に頼っていないか?

  • お尻を意識して押し出しているか?

  • 座るときお尻を先に接地しているか?

    これを1週間「意識した回数/回数」をメモすると、習慣化しやすいです。


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島倉 嘉仁
理学療法士として医療現場で培った経験を活かし、現在は健康づくりやスポーツパフォーマンスの向上を目指す方々まで幅広くサポートしています。 ジュニアアスリートの成長段階に合わせた運動指導にも対応。体の使い方だけでなく、栄養面からのアドバイスも含めて総合的に関われるのが私の強みです。 何よりも大切にしているのは「無理なく続けられること」。 一時的な変化よりも、継続できる仕組みづくりを意識しながら、一人ひとりに合ったサポートを心がけています。