中学生 腰痛 成長痛は関係ある?腰が痛くなる原因・腰椎分離症との違いと受診の目安を解説

 

中学生の腰痛は成長痛?まず知っておきたい基本

「中学生の子どもが腰を痛がっているけれど、成長痛なのかな?」と心配になる保護者の方も多いのではないでしょうか。

中学生は身長や体重が大きく変化する時期です。参考記事でも、成長期は体のバランスが変わりやすく、筋肉や姿勢への負担が腰痛に関係する場合があると言われています。

ただし、中学生の腰痛をすべて「成長痛」と考えるのは注意が必要です。まずは、一般的に言われる成長痛がどのようなものなのか確認してみましょう。

引用元:https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/youtsu-woman

一般的にいわれる「成長痛」とは

「成長して骨が伸びているから痛いんですよね?」と思う方もいるかもしれません。

実は、一般的に「成長痛」と呼ばれる症状は、3〜12歳ごろの子どもにみられ、太ももや膝、ふくらはぎなど脚に痛みが出ることが多いと言われています。夕方から夜に痛みを訴しても、翌朝には普段どおり歩けるケースが特徴の一つです。

また、成長痛には明確な定義がなく、その原因についてもはっきりとはわかっていないと言われています。

引用元:https://www.jpoa.org/disease/growingpains/

成長によって骨が伸びること自体が腰痛の原因とは限らない

中学生は急に身長が伸びる時期なので、「骨が伸びる=腰が痛くなる」と考えたくなりますよね。

しかし、骨が伸びること自体が腰痛を起こすと明確に証明されているわけではありません。一方で、急な成長によって体のバランスが変わったり、筋肉の柔軟性や体を支える力が追いつかなかったりすることで、腰への負担が増える可能性はあると言われています。

特に部活動をしている中学生では、成長期の体に繰り返し負荷が加わっているケースも考える必要があります。

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中学生の腰痛を「成長痛だから」と放置しないことが大切

「成長期だから、そのうち改善するだろう」と様子を見続けるのはおすすめできません。

日本整形外科学会でも、子どもの痛みを何でも「成長痛」と考えるのではなく、症状が続く場合には原因を確認することが大切だと言われています。

とくに、腰痛が何度も繰り返す、日中も痛い、スポーツをすると強く痛むなどの場合は、単なる成長期の変化とは別の原因が隠れている可能性もあります。

「いつもと違うな」と感じたら、無理に部活を続けず、整形外科などで一度状態を確認してもらうことも選択肢です。

引用元:https://www.joa.or.jp/public/motion/growing_pain.html

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中学生に腰痛が起こる主な原因

「まだ中学生なのに、どうして腰が痛くなるの?」と不思議に思う保護者の方もいるでしょう。

中学生の腰痛は、成長期という理由だけではなく、部活動、姿勢、筋肉の疲労、生活習慣など、いくつかの要因が重なって起こる場合があると言われています。参考記事でも、スマホやゲームによる姿勢の乱れ、運動、生理など、複数の原因が紹介されています。

大切なのは、「成長痛だろう」と一つの原因だけで考えないことです。

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部活動やスポーツによる腰への負担

「部活のあとだけ腰が痛い」という場合は、運動による負担も考えておきたいところです。

中学生は、サッカーや野球、バスケットボールなどで、腰を反らす・ひねる・ジャンプするといった動作を繰り返す機会が多くなります。こうした動きが続くことで、腰周辺の筋肉や骨に負担がかかる場合があると言われています。

特に、腰を反らしたときに痛みが強くなるケースでは、腰椎分離症なども考慮する必要があります。

急激な成長に伴う筋肉・柔軟性・体の使い方の変化

中学生になると、「数カ月で急に身長が伸びた」ということも珍しくありません。

成長期には骨格や体格が変化するため、それまでと同じ体の使い方がしづらくなることがあります。また、筋肉の柔軟性や筋力とのバランスが変わることで、腰に負担が集中する場合もあると言われています。

「成長したから腰が痛い」というより、成長に伴って体のバランスが変化する、と考えるほうが自然でしょう。

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スマホ・ゲーム・勉強による長時間の姿勢

「気づいたら何時間もスマホを見ている」という中学生も多いですよね。

スマホやゲーム、勉強などで座っている時間が長くなると、猫背になったり腰が丸まったりしやすくなります。日本整形外科学会でも、姿勢の問題が運動器の不具合に関係する場合があると言われています。

途中で立ち上がる、姿勢を変えるなど、同じ姿勢を長時間続けないことも意識してみましょう。

筋肉の疲労や柔軟性低下

「運動しているから体は柔らかい」とは限りません。

練習量が多い中学生では、太ももやお尻、腰周辺の筋肉に疲労がたまり、筋肉が硬くなることがあります。日本整形外科学会でも、運動過多による筋疲労や筋肉の柔軟性低下が、運動器機能の問題につながる場合があると言われています。

休息を取っても腰痛が続く場合は、無理をさせないことが大切です。

女子中学生では生理に伴う腰痛も考える

女子中学生の場合、「生理の前後だけ腰が重い」というケースもあります。

月経に伴い、下腹部だけでなく腰に痛みやだるさを感じる人もいると言われています。そのため、腰痛が起きるタイミングと生理周期を一緒に確認しておくのも一つの方法です。

ただし、強い痛みが続く場合や学校生活に支障が出る場合は、「生理だから仕方ない」と我慢し続けず、医療機関への来院も検討してください。

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中学生の腰痛で注意したい腰椎分離症

「中学生だから、腰が痛いのは成長痛かな?」と思うこともありますよね。

ただ、スポーツをしている中学生の腰痛では、腰椎分離症にも注意が必要だと言われています。日本整形外科学会でも、中学生くらいの年齢で腰を反らしたときに痛みが出る場合は、腰椎疲労骨折である腰椎分離症の可能性を考える必要があるとしています。

痛みを我慢しながら部活動を続けると状態が進む場合もあるため、「まだ動けるから大丈夫」と決めつけないことが大切です。

引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

腰椎分離症とは成長期に起こりやすい疲労骨折

腰椎分離症は、腰の骨に繰り返し負担がかかることで亀裂が生じる状態だと言われています。

「一度ぶつけて骨折した」というよりも、腰を反らす、ひねる、ジャンプするといった動作を何度も繰り返すことで起こるケースが多いのが特徴です。

特に10代で起こりやすく、スポーツをしている中学生では注意したい腰痛の原因の一つとされています。

腰を反らす・ひねる動作で痛む場合は注意

「前に曲げるより、後ろに反らすと痛い」という場合は少し注意してみましょう。

腰椎分離症では、腰を後ろへ反らしたときに痛みが強くなることがあると言われています。また、腰をひねる動作も繰り返し腰椎へ負担をかける要因になるとされています。

痛みが何度も出る場合は、無理にストレッチなどを続けるより、まず状態を確認することが大切です。

野球・サッカー・バスケなどスポーツをする中学生は要注意

野球のバッティング、サッカーのキック、バスケットボールのジャンプなど、中学生の部活動では腰を反らしたりひねったりする場面が多くあります。

こうした動きを繰り返すスポーツでは、腰への負担が積み重なる場合があると言われています。

「練習後だけ痛い」「休むと少し楽になる」という状態でも、何度も繰り返しているなら見過ごさないようにしましょう。

引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

「ただの成長痛」と自己判断しない

中学生の腰痛を「成長期だから仕方ない」と考えてしまうのは避けたいところです。

日本整形外科学会では、腰を反らすと痛い状態を放置してスポーツを続けた結果、腰椎疲労骨折が進行した例も紹介されています。

腰痛が続く、繰り返す、反らすと強く痛む場合などは、部活動を無理に続けず、整形外科への来院を検討しましょう。

引用元:https://www.joa.or.jp/media/motion/object.html

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中学生が腰を痛がったときの対処法

「腰が痛いと言っているけど、部活は休ませたほうがいい?」と迷う保護者の方もいるでしょう。

中学生の腰痛は、筋肉の疲労から腰椎分離症などのスポーツ障害まで、さまざまな原因が考えられると言われています。そのため、まずは痛みを我慢させないことが大切です。

いつから痛いのか、どんな動きで痛むのかを確認しながら、日常生活や練習内容も振り返ってみましょう。

痛みを我慢して部活動を続けない

「大会が近いから休みたくない」という中学生も少なくありません。

しかし、痛みを我慢して練習を続けることで、腰への負担が積み重なる可能性があると言われています。特にスポーツをする成長期の子どもでは、腰椎分離症にも注意が必要です。

痛みがあるときは無理をせず、顧問やコーチにも伝えて練習量を調整しましょう。

引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

痛みが出る動作を確認する

「いつ痛い?」と聞くだけでなく、具体的な動きを確認してみましょう。

たとえば、腰を反らす、ひねる、走る、ジャンプする、長時間座るなどです。特に腰椎分離症では、腰を反らしたときに痛みが出ることがあると言われています。

どの動作で痛むのかを把握しておくと、医療機関へ来院した際にも状況を伝えやすくなります。

引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

姿勢や練習量など日常生活を見直す

部活動だけでなく、普段の生活にも目を向けてみてください。

「最近、練習時間が増えていない?」「スマホを長時間見ていない?」と確認してみるのもよいでしょう。

参考記事でも、スマホやゲームによる姿勢、運動などが中学生の腰痛に関係する場合があると言われています。

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自己流のストレッチやマッサージをやりすぎない

「腰が痛いなら伸ばせばいい」と考える方もいますが、原因がわからない段階で強く伸ばしたり揉んだりするのはおすすめできません。

特に、動かすほど痛みが強くなる場合は要注意です。無理にセルフケアを続けるのではなく、まず腰への負担を減らしましょう。

痛みが改善しない場合は整形外科へ

休んでも腰痛が改善しない、何度も繰り返す、スポーツ中に強く痛む場合は、「成長痛かな?」と様子を見続けないことが大切です。

腰椎分離症などは画像検査が必要になる場合もあると言われています。気になる症状が続くときは、整形外科への来院を検討しましょう。

引用元:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html

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中学生の腰痛で病院を受診したほうがよい症状

「少し休めば大丈夫かな?」と様子を見たくなることもありますよね。

ただ、中学生の腰痛には筋肉の疲労だけでなく、腰椎分離症や腰椎椎間板ヘルニアなどが関係している場合もあると言われています。日本整形外科学会でも、子どもの痛みをすべて「成長痛」と考えず、症状が続く場合には整形外科で原因を確認することが大切だとされています。

では、どのような症状が来院の目安になるのでしょうか。

腰痛が繰り返す・長引いている

「休むと楽になるけれど、部活をするとまた痛い」という状態を繰り返している場合は注意してみましょう。

一時的な筋肉疲労であれば休息によって落ち着くこともありますが、何度も腰痛を繰り返す場合には別の原因が隠れている可能性もあると言われています。

「成長期だから仕方ない」と長期間様子を見るのではなく、症状が続く場合は状態を確認することが大切です。

引用元:https://www.joa.or.jp/public/motion/growing_pain.html

スポーツ中や腰を反らしたときに強く痛む

「普段は平気なのに、腰を反らすと痛い」という中学生では、腰椎分離症にも注意が必要です。

日本整形外科学会では、中学生くらいの年齢で腰を反らした際に痛みがある場合、腰椎疲労骨折である腰椎分離症の可能性を考える必要があるとしています。

野球やサッカーなどをしている場合は、無理に練習を続けないようにしましょう。

足の痛み・しびれ・力の入りにくさがある

腰痛だけでなく、「お尻から足まで痛い」「足がしびれる」といった症状がないかも確認してみてください。

腰の神経に負担がかかる病気では、下肢の痛みやしびれが現れることがあると言われています。腰を曲げた際の痛みに下肢の痛みやしびれを伴う場合には、腰椎椎間板ヘルニアなども考えられるとされています。

発熱や夜間痛など腰痛以外の症状がある

腰痛と一緒に発熱がある、夜中に強い痛みで目が覚めるなど、普段とは違う症状がある場合は注意が必要です。

腰痛の原因には、まれではありますが感染や炎症などが関係するケースもあると言われています。

特に体調不良を伴う場合は、「腰の使いすぎだろう」と決めつけないようにしましょう。

まずは整形外科で原因を確認する

「整体と整形外科、どちらへ行けばいい?」と迷ったら、原因がわからない中学生の腰痛では、まず整形外科への来院を検討してください。

整形外科では、必要に応じて画像検査などを行い、腰椎分離症をはじめとした腰の状態を確認するとされています。日本整形外科学会も、中学生の腰痛がある場合には整形外科専門医への来院を勧めています。

早い段階で状態を確認しておくことが、安心して学校生活やスポーツに戻るためにも大切です。

引用元:https://www.joa.or.jp/media/motion/sick.html

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島倉 嘉仁
国家資格:理学療法士 理学療法士として医療現場で培った経験を活かし、現在は健康づくりやスポーツパフォーマンスの向上を目指す方々まで幅広くサポートしています。 ジュニアアスリートの成長段階に合わせた運動指導にも対応。体の使い方だけでなく、栄養面からのアドバイスも含めて総合的に関われるのが私の強みです。 何よりも大切にしているのは「無理なく続けられること」。 一時的な変化よりも、継続できる仕組みづくりを意識しながら、一人ひとりに合ったサポートを心がけています。