水と健康|毎日飲むべき量・効果・リスクを専門家視点で徹底解説

1.水と健康の基本|体にとって水が欠かせない理由

体の約6割が水分、と聞くと「そんなに?」ってなります

読者:「水って、そんなに大事なの?」

私:「けっこう大事みたいです。成人の体は水分が55〜60%ほどを占めると言われています」

水は、血液などの“体液”として体の中を巡り、細胞に酸素や栄養を運んだり、いらなくなったものを外へ出す流れを支える役目があるそうです。さらに、汗をかく仕組みや皮ふの血流の調整を通して、体温を一定に保つ方向にも働くと言われています。つまり水は、ただ「のどをうるおす飲み物」ではなく、体の“めぐり”を下支えする存在、というイメージに近いですね。

引用元:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/water.html

水分が足りないと、なにが困る?(脱水・熱中症など)

読者:「じゃあ、水が足りないとどうなるの?」

私:「環境省は、水分不足が熱中症や脳梗塞、心筋梗塞などの健康障害のリスク要因になり得る、としています」

たとえば暑い日や運動中に汗をかくと、水分は思った以上に減りやすいです。そこで補給が追いつかないと、体温調節がうまくいきづらくなったり、体の循環に負担がかかる可能性があると言われています。

読者:「のどが渇いたら飲めばOK?」

私:「渇きは“遅れて来るサイン”の場合もあるそうなので、こまめに、が基本みたいです」

引用元:https://www.env.go.jp/water/water_supply/nomou/index.html


#水と健康 #水分補給 #体温調節 #脱水対策 #熱中症予防

 

2.1日に必要な水分量と正しい摂取方法

目安は「飲み水+食事+代謝水」で考えるとラクです

読者:「結局、水って1日どれくらい飲めばいいの?」

私:「“水分”で見ると、飲み物だけじゃなくて食事や体内で生まれる分も合算して考える、と言われています」

健康長寿ネットでは、1日の水分の出入りは約2,500mLが目安で、内訳は飲料水が約1,200mL、食事が約1,000mL、代謝水が約300mLと紹介されています。ここで大事なのが、“人によって変わる”こと。体重が大きい人、運動量が多い人、暑い環境で過ごす人は、汗などで失う量が増えやすく、そのぶん補給も必要になりやすいと言われています。

引用元:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/water.html

「こまめに飲む」が強い理由は、渇きが遅れて来るから

読者:「のどが渇いたら飲めば十分かな?」

私:「環境省は、のどが渇く前に水分補給を心がけることが重要、と示しています」

渇きを感じた時点で、体はすでに水分不足の方向に傾き始めている場合がある、と言われています。だから、1回に大量に飲むよりも、朝起きた時・入浴の前後・運動の前後みたいに“タイミングを決めてちょこちょこ”が現実的です。コップ半分〜1杯を何回か、みたいに分けると続けやすいですよね。

引用元:https://www.env.go.jp/water/water_supply/nomou/index.html

体の中の水は「入る→使う→出る」のバランスで動いています

読者:「そもそも、水って体でどう扱われてるの?」

私:「厚生労働省の資料でも、体内で利用する水は“摂取される水”と“代謝水”の2つがある、と説明されています」

そして外に出る経路は、尿・皮ふ・呼吸・便など。つまり、動いた日や暑い日は“出る量”が増えやすいので、同じ感覚で過ごしていると不足しやすい、という考え方になります。今日はあまり動いていない、今日は汗をかいた、みたいに状況で微調整するのがコツと言われています。

引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586571.pdf


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3.水と健康|水を飲むことで得られる健康効果(科学的視点)

血液循環・代謝・体温調節は「水が巡る」ことで回りやすい

読者:「水って、飲むと何がいいの?」

私:「まず基本は“体の中で水が働く場所が多い”点だと言われています」

水は血液などの体液の一部として巡り、栄養を運んだり、いらないものを外へ出す流れを助ける、と説明されています。さらに汗をかく仕組みなどを通して体温の調整にも関わるため、日常のコンディションづくりの土台になりやすい、という見方もあります。

引用元:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/water.html

重い健康リスクとの“関連”が示された研究もある(ただし因果は別)

読者:「腎臓病とか、心筋梗塞・脳梗塞にも関係ある?」

私:「研究では、十分な水分状態と慢性疾患リスクの“関連”が報告されています」

たとえばNIH(NHLBI)の紹介では、血中ナトリウムが高め(=水分が足りない状態の指標になり得る)な人ほど、慢性疾患や早期死亡のリスクが高い傾向が見られた、とされています。別の論文でも同様に、中年期の血清ナトリウムが高めの人で慢性疾患リスクが上がる可能性が示されています。とはいえ、これは「水を飲めば必ず予防できる」という話ではなく、生活習慣全体の中で見ていく必要がある、と受け止めるのが自然です。

引用元:https://www.nhlbi.nih.gov/news/2023/good-hydration-linked-healthy-aging

引用元:https://www.thelancet.com/journals/ebiom/article/PIIS2352-3964%2822%2900586-2/fulltext

美肌・集中力・体重管理は“体感”が出やすい一方、言い切りは禁物

読者:「肌とか集中力、ダイエットにも良いって聞くけど?」

私:「その話、たしかに“そう感じる人がいる”テーマです。ただ個人差が大きいと言われています」

水分が足りない日は、口の渇きやだるさが出やすい人もいて、結果として集中しづらい場面があるかもしれません。また、間食の前に水を飲む習慣がつくと、食べすぎを避けやすい人もいますよね。とはいえ、肌や体重は睡眠・食事・運動などの影響も大きいので、「水だけで改善」と決めつけず、体調に合わせて続けるのが現実的です。


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4.水分補給で注意すべき誤解とリスク

「飲めば飲むほど良い」は落とし穴。飲みすぎもリスクと言われています

読者:「水は多いほど体に良いんだよね?」

私:「実は“飲みすぎ”も心配があると言われています。短時間に水分をとりすぎると、血液中のナトリウムが薄まって低ナトリウム血症につながる可能性がある、という報告があります」

特に長時間の運動で「とにかく水だけを大量に」みたいな飲み方は注意が必要、とされています。目安は“機械的に量を決める”より、暑さ・発汗・体調を見ながら調整するイメージが近いです。

引用元:https://link.springer.com/article/10.1007/s40618-025-02673-7

コーヒー・お茶・スポドリ・アルコールは、全部同じ“水分”じゃないです

読者:「コーヒーやお茶って、水分補給に入れていい?」

私:「NHSでは、お茶やコーヒーも日々の水分摂取に数えられると案内されています。一方で、アルコールは状況によっては水分管理の邪魔になり得るので、頼りすぎない方が無難と言われています」

スポーツドリンクは便利ですが、製品ごとに中身が違うんですよね。国立スポーツ科学センターの解説では、運動時に適した糖質・食塩濃度の目安が示されていて、濃すぎる飲料はおすすめされない、とされています。普段の生活では水やお茶を基本にして、汗を多くかいた時だけ“用途に合わせて選ぶ”のが現実的です。

引用元:https://www.nhs.uk/live-well/eat-well/food-guidelines-and-food-labels/water-drinks-nutrition/

引用元:https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/study/sports_nutrition/tabid/1494/Default.aspx

高齢者・子ども・スポーツ時は「渇きの感覚」に頼りすぎない

読者:「じゃあ、誰でも同じでいいの?」

私:「ここ、差が出やすいです」

高齢者や子どもは、のどの渇きに気づきにくい場面があると言われています。運動中も、試合や練習に集中してサインを見落としがち。だから“休憩ごとにひと口”みたいに、行動で仕組み化しておくと続けやすいですよ。


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5.日常生活で実践できる水分習慣

タイミングを決めると「考えなくても飲める」ようになります

読者:「水と健康って言うけど、結局いつ飲めばいいの?」

私:「“生活の節目”にくっつけるのが続けやすいと言われています」

たとえば起床時は、寝ている間に水分が失われやすいので、コップ1杯を目安にする人が多いようです。運動の前後は、汗の量が増えやすい場面なので、前にひと口、後に数回に分けて飲む、みたいに“分割”が現実的。就寝前は飲みすぎると夜中に起きやすい人もいるので、体調に合わせて少量にする考え方もあります。環境省も「のどが渇く前に水分補給を心がける」旨を示していて、タイミングを先回りさせる発想が合いそうです。

引用元:https://www.env.go.jp/water/water_supply/nomou/index.html

習慣化のコツは「仕組み」と「見える化」

読者:「わかるけど、忘れちゃうんだよね」

私:「それ、めちゃくちゃ普通です。だから“思い出す”より“置いておく”が強いと言われています」

・デスクやキッチンに、いつも同じボトルを置く

・朝のコーヒーの前に水を一口、みたいに順番を固定する

・1日分の目安ラインをボトルにメモして、減りを見える化する

健康長寿ネットでは、飲み水だけでなく食事や代謝水も含めた水分の考え方が紹介されているので、「今日は食事で汁物が多いから少し控えめ」みたいな調整にもつながりやすいです。

引用元:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/water.html

夏・冬、そして空調の効いた部屋でも微調整がポイント

読者:「冬も水分って必要?」

私:「冬は汗をかきにくくても、乾燥や暖房で水分が奪われることがあると言われています」

暑い季節は発汗が増えやすいので回数を増やす、寒い季節は“温かい飲み物も使いながら”こまめに、が取り入れやすい方法です。厚生労働省の資料でも、体の水分は摂取と排出のバランスで成り立つ旨が説明されていて、環境や活動量で調整する考え方が自然だと受け止められます。

引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586571.pdf


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島倉 嘉仁
理学療法士として医療現場で培った経験を活かし、現在は健康づくりやスポーツパフォーマンスの向上を目指す方々まで幅広くサポートしています。 ジュニアアスリートの成長段階に合わせた運動指導にも対応。体の使い方だけでなく、栄養面からのアドバイスも含めて総合的に関われるのが私の強みです。 何よりも大切にしているのは「無理なく続けられること」。 一時的な変化よりも、継続できる仕組みづくりを意識しながら、一人ひとりに合ったサポートを心がけています。